高齢者住まいアドバイザー検定/介護離職防止の基礎知識⑬「介護の悩みQ&A 在宅で受けられる介護サービス」

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介護離職防止の基礎知識⑬「介護の悩みQ&A 在宅で受けられる介護サービス」

2017/07/18

「色々な施設があると思うが、できるだけ在宅で過ごしたい。
 でも・・・。介護の必要性は感じている。」

「本人が自宅での生活を強く希望している。
 でも・・・。介護者の負担が大きい。」

このままだと、介護者が仕事を辞めないと介護できない。(介護離職)」

「在宅で受けられるサービスにはどんなサービスがあるのかな?」

「在宅で受けられる介護サービス」について、お悩み解消できるような情報を掲載します。是非参考にしてください。

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在宅で受けられるサービス

①在宅で受けられるサービスの見通しをもちましょう。

上のイラストからも分かるように、在宅で受けられるサービスには大きく4つあります。

◎訪問してもらって受けるサービス
◎施設に通って受けるサービス
◎施設に短期間入所して受けるサービス
◎介護環境を整えるサービス

サービスの詳細は下記に掲載しました。


②介護保険サービスを利用するには、介護認定を申請する必要があります。

申請場所は、「市区町村窓口」です。
詳細は当HP「介護離職防止の基礎知識③介護保険制度の申請の流れ」をご参照ください。


③ケアプランの作成

◎要支援 地域包括支援センター
◎要介護 居宅介護支援事務所

受けたいサービス・費用について利用者の方と良く相談しましょう。
ケアマネージャーの方に丸投げすることなく、しっかり話し合って決めましょう。
最終的には利用される方が理解することが大切です。

<介護保険の自己負担額>(1~2割負担)

無料でサービスを受けれるわけではありません。
介護保険が適用される費用については、自己負担の割合は、1割か2割のいずれかになります。

*合計所得金額によって異なるため、下記を参考に負担額を確認してください。
介護保険負担割

<介護保険の自己負担3割に??>
政府は2017年2月7日、現役並み所得のある高齢者の自己負担の引き上げを盛りこんだ介護保険法などの改正案を閣議決定しました。年収340万円以上なら自己負担は3割になり、2018年8月の実施を目指しています。

<在宅で受けられる介護サービス>

◎訪問してもらって受けるサービス「訪問サービス」

訪問介護
  ホームヘルパーが自宅などに訪問し、身体介護・生活援助を支援するサービス

訪問入浴介護
  自宅や施設での浴室利用が困難な方を対象に、持参した浴槽で専門スタッフが入浴介助を行う。

訪問リハビリテーション
  リハビリテーションの専門職が自宅を訪問し、身体機能の維持回復や日常生活の自立支援をする。

居宅療養管理指導
  在宅療養し通院が困難な利用者の自宅に定期的に訪問し、療養上の指導をしてくれる。

訪問介護
  看護師などが自宅を訪問し、医師の指導に基づいて、実際の療養にかかわる世話や診療補助を行う。

◎訪問してもらって受けるサービス

通所介護(デイサービス)
  自宅にこもりきりの利用者の孤独感の解消や心身機能の維持、家族介護者の負担軽減が目的
  レクレーション等の交流、送迎、食事、入浴、リハビリテーションのサービス

通所リハビリテーション(デイケア)
  日帰りで通って、日常生活の支援や機能訓練、トレーニングなどを受けるサービス

◎施設に短期間入所して受けるサービス「短期入所サービス」

短期入所生活介護(ショートステイ)
  (数日~1週間程度)施設に入所し、日常生活の介護や機能訓練などを受けながら生活を送ることができる

短期入所療養介護(ショートステイ)
  (連続して30日間まで)施設に入所し、医学管理の下で日常生活の介護や機能訓練などを受けながら生活を送ることができる。

◎介護環境を整えるサービス
詳細は当HP「介護離職防止の基礎知識⑥住みやすい自宅の環境」をご参照ください。

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